ヤンガートレーディング株式会社は、ヤンガーグループにおける日本活動拠点としての役割を担いつつ、日中間ビジネスのコーディネータ役として下記のような事業を展開しております。

ヤンガーグループの設立は1979年。その後、25余年の発展を経て、アパレル業を主業務に不動産、投資を両翼とする多角化経営を展開している。本拠は、中国浙江省寧波市。
2007年度のグループ売上高は70億3,390万元(約1,055億850万円、前年比14.8%増)、純利益は、24億7,571万円(約371億3,565万円、同220.5%増)。売上高、利益高とともに中国アパレル業界でNo.1。他業界を含めた中国全企業の中でも売上高でも第19位、利益高で第10位を占めている。(2006年 全国工商連調べ)
このうち、繊維製品事業の売上高は46億6,528万元(約699億7,920万円、同19.7%増)を占め、当社の主要製品であるシャツ、スーツは、中国市場占有率第1位(シャツは13年連続、スーツは8年連続)を占める。また、中国内に約2,000の国内販売店(直営店は約300)を展開している。
なお、グループ総従業員は、約56,000人

ヤンガー企業集団は1979年に設立から20余年の発展を経て、紡織服装、不動産、国際貿易の3大経営基盤を確立した。資産は2万元から26年後には純資産50数億元へ、従業員は20数人から2万人以上に、職場は小さな町工場から世界一流の服装生産基地へ、ブランドは借用ブランドから5つの「中国ブランド商品」を持つようになり、ヤンガーは光り輝く成果を作り上げた。
2001年度には、売上56.6億元(850億円)、利潤5.22億元(78億円)、輸出2.45億元(36億円)を達成。総純資産は20億元(300億円)、従業員は20,000人、正に中国アパレル業界のリーダーであり、総合力は中国全国大企業集団約500グループのうち144位にランクされた。1998年11月にヤンガーの株式は上海証券市場に上場している。
2001年10月に350畝(23.3万u)の占有地にヤンガー国際服装城が竣工し、規模、設備機能は世界一流と称せられるまでになり、デザイン、生産,販売,展示、事務管理などを一ヶ所に集約した総合的アパレル生産基地となった。当時の年生産能力は、シャツ1000万枚、紳士服200万セット、カジュアルウエア,パンツ類1500万点である。
中国最大アパレルメーカーにするために、ヤンガーはハイレベルの先端技術と最新設備を用いて生産基盤を強化し、製品の品質向上を図ってきた。90年代初ヤンガーは先駆けて“ノーアイロン技術”を取り入れ、1996年初めて独自で“HP綿ノーアイロンシャツ”を開発し、中国アパレル業界始まって以来の最初の国産新製品となった。1997年シャツ、紳士スーツともどもISO9002の認可を得た。“YOUNGOR”ブランドは中国有数のブランドの認知を得るにいたった。1999年ヤンガーは独自で世界最新技術を誇るVPノーアイロン技術及び設備を導入し”VP綿ノーアイロンシャツ”の開発に成功し、科技部、外経貿部、質量技術監督局,監督総局など五部委員会により共同で“国家重点新産品”の称号を授与された。ヤンガーシャツは,連続8年間マーケットシェア第1位を占め、紳士スーツも2年連続してシェア1位を占めた。ヤンガーはアパレル業を主要業務とし、不動産、貿易を両翼として発展させてきた。

1995年1以降ヤンガーは商品ブランドを作り、市場を席巻し,効率の良い販売会社を作り、販売ネットワークを作り上げてきた。初期の段階での販売網としては、既に全国に156の支店を設立し、356の直営店(内30店は500〜3000uの旗艦大型店)を開設し、2853ヶ所の販売網を利用して、強力な販売力を形成してきた。その後、ヤンガーの販売スタイルを変革する上において、国内販売ネットワークの強化を図り、大型直営店及び窓口売場を重点的に発展させるため、ピーク時は4000店以上あった店舗網も調整を進めて直営店約300店舗、フランチャイズ店700店舗までに絞り込んだ。店舗数は減少しても、各店の売り場面積の拡大を図ったもので、この合計1000店舗の総売り場面積は、店舗数のピーク時より大きい。またヤンガーのイメージ作り、顧客サービス、販売、情報及び戦略決定に力点を置く方針に基づき、ヤンガーはパリからファッション企画室のオーブリー・マーティー氏をブランド営業顧問として招請し、国際服装ブランド管理専門家が永年実践し研究してきた服装ブランドの最前線の理論MID=Marketing Interior Design)を全面的に取り入れることとなった。現在ヤンガーは中科院と合作して中雅ソフト有限公司を作り、ヤンガーの計数管理を実施するために、マーケット情報のフィードバックを早めて短サイクル対応をし、計算機補助の市場高速反応体制を作り上げ、一歩一歩企業の重点競争力を増強してきた。
小売段階での川下作戦を進めると同時に、ヤンガーは川上作戦にも進出する。すなわち紡織城を建設し、高級素材の開発と生産に乗りだすことになった。伊藤忠、日清紡績等との合弁により,ヤンガーは編立、染色、プリントの一貫工場の「ヤンガー針織織染色整理」、高級先染め工場の「ヤンガー日中紡織印染」を立上げ、ヤンガーの生産ラインを拡張する。次いでウール紡の「ヤンガー毛紡織染整」、綿紡の「新疆ヤンガー綿紡織」と素材供給体制を確立していった。ヤンガー紡織城の建設は、素材生産から製品製造までの生産一貫体制に徐々に持っていくことを示すものである。
ヤンガーは一業を主とするも,多角的発展戦略として、不動産,国際貿易,金融投資、公共施設の建設等にもかなりの投資をし、高収益を挙げている。特に不動産開発の発展は目覚しく、寧波不動産業界の新興勢力となっている。ヤンガー集団公司は企業買収により,不動産業はヤンガーの支柱産業となっている。国際貿易は長足的な発展をし、ヤンガーシャツ、ヤンガー西服、ヤンガー制衣の各公司は相次いで外貿部を作り、製品の輸出は大幅に伸びた。中基寧波対外貿易公司は組織を改編し、2001年度の輸出による外貨獲得は82.43%増加した。紡織服装輸出は前年同期比181%増え、国有外貿企業の改編は新しい方向付けを示すものとなった。2001年度のヤンガーグループの輸出は5億元(75億円)を達成し、ヤンガーブランドの服飾は外経貿部にとって有名ブランド商品としての地位を確固たるものにした。
ヤンガーは欧米を中心とするグローバル戦略に乗り出していく。2006年12月米国最大のメンズアパレル企業のハートマークス社(シカゴ)と提携し、ハート・シャフナー・マークス店を中国で約400店オープンする。2007年11月に、米国ケルウッド社と子会社のケルウッド・アジアと株式買収協議に調印し、同社の保有するスマート社、新馬社の株式100%を買収することになった。スマート社は紳士シャツ、パンツ等のメーカーで、中国、香港、スリランカ、フィリッピン等で14工場を持ち、従業員2万人を擁する。2006年度生産量は、シャツ3082万点、ニットアパレル473点、パンツ342万点である。他方国策事業として、ヤンガーが中心となってヘンプ(漢麻)事業に乗り出し、初期投資2億元を投入することに決定している。用途は、原料、アパレル、食品、健康品、オイル、資材等多岐にわたる。マーケットは最先端ブランド商品、軍隊への供給以外は、欧米、日本、韓国を主要マーケットして販売展開していく。
2007年度の業績予想は、売上高約180億元(≒2700億円)、純利益前年比約倍増の21億元(≒315億元)、換金可能の保有金融資産は年度末には今年度初に比べ約4倍の150億元(≒2250億円)に膨らむ見通し。次年度以降は、アパレル、テキスタイルの需要増に対応した増産体制が確立途上にあり、同時に上記グローバル戦略は収益に大きく寄与するので、第3次5カ年計画の最終年度2010年度策定の売上高268億元、利益20億元の達成はほぼ確実である。
ヤンガーの目標は“創国際品牌、建百年企業”(国際商品ブランドを創り、百年企業を建設する)。現在ヤンガーの主力商品のシャツ、紳士スーツは連続して市場占有率トップを維持している。商品レンジは豊富で、それぞれのグループの発展は同時に進行している。ヤンガー人は確固たる信念をもって積極的に中国のWTO加入に対応し、世界経済参入に努力する。このためにヤンガーは下記の方針に基づいて行動する。
1、生産システムの整備をスピードアップし、紡織服装を中心として、不動産、国際貿易の3大グループを組織し、競争力を強化する。
2、商品ブランド戦略を練り、国際、国内の要求に対応する。ヤンガーの系列を発展させ、新しい一連のブランドを開発し、製品の細分化、消費者ニーズを満足させるような一連の商品ブランドを作る。
3、国内販売ネットワークを整備し、その機能を高め、売場構成を一新する。窓口売場と大型専門店に重点を置き、特に旗艦専門店を建設する。売場でのサービスとそのイメージを良くし、ヤンガー商品ブランドの価値を高める。
4、情報技術を用いて、物流、資金力、情報管理を強化し、企業のマーケットの変化への対応力を高める。
5、国際交流と合作を強化する。国際的知名度の高いアパレル企業との合作、交流を積極的に推進する。商品ブランドの国際化を推進する。


